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読書メモ #3 – 年収が10倍になる!魔法の自己紹介

2023-05-22

読書メモ #3 – 年収が10倍になる!魔法の自己紹介

「年収が10倍になる!魔法の自己紹介」

普段ならそんなタイトルの本はなんだか軽く思えてしまい、パラパラとページをめくり内容を確かめてみることがあったとしても、買わないことがほとんどです。実際奥付を確認してみたところ、2012年に初版と2刷が発行されているだけでそこまでヒットした様子もないので、益々私とは縁遠い本だと思ったのですが、表紙に書かれた次の一文に目を惹かました。

「また会いたい」と思わせる裏技・表技

「年収が10倍になる!」などに興味はありませんが、「『また会いたい』と思わせる」と書かれては無視するわけには行きませんでした。

ですので、今回はこちらの本の内容を簡単にまとめたものを、書き留めておきたいと思います。

この本に惹かれた理由

私のブログを何度となく読んで頂いている方はご存知かと思いますが、「また会いたいと思われる人になりたい」という言葉は私のモットーの一つであり、大事にして来た言葉でもあります。所属するオンラインサロンでも「また会いたいと思われる人になりませんか?」という名前のイベントを毎月開催しているほどです。

そんな私ですが、これまで読んだ本や参加した講演会でも「また会いたい」という言葉をタイトルに使っているものを見たことがなかったので、俄然興味を持ったというのがこの本を読もうと思った1つ目の理由です。

そしてもう一つの理由は、「自己紹介」がテーマだったことです。つねづね自分は自己紹介が下手だと感じていて、自己紹介をする時はいつも何を話そうかとドキドキしてしまいます。これまではぶっつけ本番で臨み、ほとんどアドリブで乗り切ってきました。そんな感じでもなんとかここまで来られたので、その点は我ながらあっぱれだなと思う反面、毎回ドキドキしながら自己紹介に臨むという状況から何とかして逃れたい、克服したいと思っていたというのも正直なところです。そんな時にオーディブルのリストでこの本を見つけたのでした。

第1章 自己紹介を変えれば、あなたも変わる

たった3分で、あなたの運命が変わる

・「自己紹介」=マナーではない

自己紹介の「シナリオ」をつくってみよう

・「書いて、考えをまとめる」ことの大切さ

面接に受かるための自己紹介とは

・「面接官は、何が知りたいのだろう?」と相手の立場に立って考える

・一般的=みんなと一緒=印象に残らない

(第1章の結論)

●自己紹介は、あなたの価値、いやあなたの存在そのもの!

●自己紹介を変えるだけで、相手からは、あなたの中身も外見も違って見えてしまう。

●自己紹介を通して、自分の価値を再発見できるのも大切なことのひとつ。

 

第2章 記憶に残る!自己紹介のシナリオづくり

「また会いたくなる」自己紹介のための10ポイント

ビジネスシーンの自己紹介は、ここがポイント

・時間は「3分以内」が大原則!

・話のポイントを最初に出してしまう

自己紹介は3分が原則」と言う理由は

・人間の集中時間は長くないので、自己紹介も3分を基本に考える

・テレビショッピングの時間も3

(第2章の結論)

●自己紹介とは「誰に何が出来るのか」「それはどうしてできるのか」を伝えること。

●ビジネスでは、相手に自己紹介を聴いてもらえる土台作りをすることが大切。

●3分間でいかに自己表現するかで、あなたの価値は圧倒的に変わる。

 

第3章 優秀な人ほど、自己紹介が下手なわけ

デキる人の自己紹介がすばらしいとは限らない!

下手な商品紹介は買う気をなくす

・「モノのスペック」が自分にとってどんな風に役立つのかを聞かせてくれると興味を持つ

自分にキャッチコピーを付けてみよう

・失敗したこと、欠点や短所も、「また会いたい」と思われる自己紹介には必要

(第3章の結論)

●資格や実績、学歴や経験だけの羅列は、ただの自慢話にしか聞こえない。

●お客様の何をお手伝いしているのかを考え、アドバイザーやサポーターのスタンスを心がける。

●「まずやってみること」。考え過ぎずに、まず行動することが大事。

 

第4章 自己紹介がうまい人は、「売り方」もうまい!

「自分をアピールする」=「商品をアピールする」ということ!

・自己紹介とは「自分を売り込まずに、結果的に売る」こと

チラシ、POP」のケースで見てみよう

・チラシなどの販促物でも、しくみは自己紹介のロジックと同じ

・ビジネスの場合は、どんな時でも「相手/お客様の視点で」

(第4章の結論) 

●自己紹介のロジックを、そのまま「商品紹介」「会社紹介」に使うことで、売れない時代でも簡単に売れるようになる。

●どんな仕事も、ただモノを売ったり、サービスだけを届けたりしているだけではない。モノやサービスを通して、何か別のものを届けている。

●共感、共鳴の積み重ねが相手との信頼関係を深めていく。

 

まとめ

この本は「『もう一度会いたい』『もう一度行きたい』と感じてもらうシナリオは、相手とあなたの関係を確実に近づけていき、気が付いた時には相手はあなたに夢中になっています」という文章で締めくくられています。

私がずっと大切にし続けて来た「また会いたいと思われる人になる」というモットーが、人間関係やビジネスの基礎であるということを、奇しくも同じ時代に説いていた方が存在していたと思うと、感無量です。

著者:松野啓介 フォレスト出版

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