メンタリング

あなたの5つの強みは何ですか?

2022-04-11

あなたの5つの強みは何ですか?

若いころは毎日起こることに一喜一憂しながら、自分自身の事についてそれほど深く考えたりもせず過ごしていたように思います。何かが起こったことに対して何かしらの感情を持ったとしても、ただそういう生まれつきの性格だからそう思ったのだろうと勝手に決めつけていましたし、目の前に起こる様々なことは、ただそういう運命だったから起きたわけで、自分という人間の資質と関連性があったから起きたなどとは夢にも思っていませんでした。そんな私が、自分自身について知り、自分や世の出来事の捉え方が大きく変化したきっかけについてお話します。

自分の資質に目覚めるきっかけ

そのきっかけとは、2007年に初版が発行された「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」」という書籍との出会いです。

著者はギャラップ社で世界トップレベルの職場やリーダー、マネジャーの調査に携わったマーカス・バッキンガムとストレングスファインダーの開発者のドナルド・O・クリフトン、田口俊樹訳でしたが、今はストレングスファインダー2.0が出版されています。興味がある方は下記のリンクをご参照ください。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0 | トム・ラス, 古屋博子 |本 | 通販 | Amazon

自分の強みを客観的に導き出すことが出来ると言うそのツールは、当時人事総務畑の人間の中で大きな話題となり、私もその波に乗っかり、その本を読み「自分の資質」について考えるようになりました。しかし、流行り物を興味本位で覗いてみよう程度の気持ちしか持ち合わせていなかった私は、当時そこまで真剣にその本と向き合うことはありませんでした。

自分だけの特徴的な資質に気付く

時は流れ、3年半くらい前にメンターとしても自分の資質を知る必要があると思い、再度新版のストレングスファインダー2.0を購入し、インターネットで180の質問に答えそこで初めて自分だけの特徴的な資質のレポートを手に入れたのですが、その結果がその頃の私にとって非常に腹落ちするものだったため、最初にこの本を手にしてから10数年経った今、改めてその本をじっくり読んでみようと思ったのです。

改めてこの本を読むと、自分が生まれつき持っている性質や天性の才能=資質に気づいていなかったことに気づかされました。それと同時にそれを活かしきれていないのではないかと言う思いが湧き上がってきました。これではいけないと思い、自分の資質を自覚しそれを活かすにはどうすれば良いかを意識するようにしました。それでもうっかり忘れてしまい、また意識し直すというトライ&エラーを日々繰り返し、徐々に自分の強みを生かすことが自然に出来つつあるような気がします。もちろんまだまだ道の途中でこのトライ&エラーは生涯続くのだろうなと思います。

それでは私の5つの強み「資質」を本の抜粋と共にお話ししましょう。

①個別化

あなたは一人一人が持つユニークな個性に興味をひかれ、個人個人の違いに注目し、ほかの人の強みをとても鋭く観察する人なので、一人一人の最も良いところをひきだすことができます。

→確かに無意識にその人が勇気づけられることや幸せを感じる話をしたり、モチベーションを上げることが自然に出来ていた気がします。結果として自分もハッピーな気分になるという経験をたくさんして来ました。

②活発性

あなたは心の奥深くでは、行動だけが有意義であると知っています。決断が下されるとあなたは行動を起こさずにはいられません。あなたは行動が最良の学習手段であり、行動が無ければ成長できないと考えていて、これを恐れずこれが喜びなのです。

→確かに私のモットーは「思い立ったが吉日」と即行動あるのみです。失敗を恐れず同じ失敗は繰り返さないぞと思いながら日々過ごして来ました。昨日も知り合いが「この本も一緒に読めば、更にその人の事がわかるよ」と言われ即アマゾンで注文したところ、その行動力にびっくりされました。

③調和性

あなたは同意点を求めますが、衝突や摩擦などの争いを最小限にしようとします。対立する状況を調和に向かわせようとし、調和はあなたを左右する価値観の一つです。

→時にほかの人が私の主張と違う主義主張を声高に話していると、私はあえて自分を主張せず衝突を避けながら落としどころを考えることに徹底して来たので、どのグループとも決定的に対立すると言うことはありませんでした。

④最上志向

優秀であること、平均ではなくこれがあなたの基準です。平均以上の何かを最高のものに高めるのも多大な努力を必要としますが、はるかに胸躍ります。あなたは弱音を吐きながら人生を送りたくないのです。それよりも持って生まれた天賦の才能を最大限に利用したいと考えます。その方が楽しく実りも多いのです。そして意外なことにその方がもっと大変なのです。

→まさにそうかもしれません。「挑戦」する事が大好きで、いつも何かに挑戦していたいと思う気持ちがあります。お琴と三絃(お三味線)はその典型的な例で、師範になるまで頑張りました。常に目標を探しているのです。

⑤責任感

あなたは自分がやると言ったことに対しては何でもやり遂げようと言う強い気持ちを持っているので、心理的に拘束されます。約束が守れなかったときの言い訳や正当化は論外であり生きた心地がしません。このような良心、物事を正しく行うことに対する脅迫観念に近い考え、非の打ち所がない倫理観、これらが相まって絶対的に信頼できる人と言う高い評価をえられます。

→これまで、この責任感があるからこそ目標達成能力も培って来られたし、信頼関係の構築も出来たと思っていましたが、最近は人々が私に助けを求めて来た時に、ついつい責任感が強すぎて、自分の時間を削ってでもお役に立てるのであればと仕事を引き受けてしまうことがあり、自分で選ぶ目を持たなくてはいけないと痛切に感じていたところです。

まとめ

今正しく自分でやりたいことがクリアになりその方向に向かって一歩を踏み出したばかりです。クリフトンストレングスにはそれぞれの自分の強みを最大化する行動について書かれているところと、盲点に注意しましょうと言うところが具体的に明記されているので、何度も読み返し行動し習慣化して行けば必ずや道は開けるのではと確信しています。さああなたも是非自分の才能に目覚めるための一歩を踏み出しませんか?