日常

ご縁を大切に

2022-02-07

ご縁を大切に

新年を迎えてまた一つ年を取ったと言う印象は無いのですが、益々ご縁を大切にしたいと思う気持ちが深くなった出来事を思い出し、このことについてお話したいと思います。
そもそもご縁とはどういうものでしょうか?

昔から会社では事あるごとに「ご縁が続きますように」、「このご縁を大切に」、「ご縁があったのよ」とか日常ではあまり使われない言葉を頻繁に使っていたので、「ご縁の西濱」と言われ、英訳ではfate: 運命/宿命と意味を表面的に訳したものとなりますが、ご縁とは大切に思い続けて行く努力をすれば感謝の念が生まれ、一生のものになりますが、一過性のものと思ってしまえば何も生まれず、それっきりになってしまうものですね。下記のリンクに深い意味についての参考情報がありましたので、更に興味がある方はお読みください。

「ご縁」という日本語に込められた深い意味 | アルファポリス | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)

「LINEグループ4567会のご縁」

2000年2月に大手デベロッパーの新築ビルへのオフィス移転(2フロア1,500坪)プロジェクトを成功させた頃、前のブログにも書きましたが私が丁度50歳の時に人生のターニングポイントとなる360度評価でボコボコにされ、そこから何年もかけて自己改革に取り組んだからこそ今があります。そして2019年8月にあることがきっかけで新たに大切なご縁を繋ぐことになり、「4567会」と言うそれぞれの年代の数字で4人ライングループを作りました。

グループの由来は下記のように4人がそれぞれの年代に分かれていて、それぞれが属する組織も違っているメンバーが集まりました。

① 同僚で新製品の売り込みで一緒に大企業を廻った営業マン(40代)
② 大手デベロッパーで担当窓口だった方(50代)、
③ オフィス移転した新築ビルの大手建設会社の現場チーフの方(60代)、
④ 定年退職していた私(70代)

思い起こせば4人が大変お世話になった大手ビル管理会社の取締役の方がその年2019年の春にがんで他界され、初盆のころ「偲ぶ会」を4人で行ったことがご縁の始まりでした。きっとこれは取締役が引き合わせてくれたのだと、思い出深い懐かしい新築ビルの最上階にあるレストランで集まりました。大変お世話になったその方はその当時大手デベロッパーの子会社である管理会社の窓口の方で、人望が厚く人に対して温かい配慮をされる方でした。もし生きていらっしゃれば、「45567会」としてLINEグループを作ったと思います。

それぞれ3人が全く違う会社であり私はリタイアしたけれども全員を繋ぐ架け橋のような感じで、4人の関係はある意味会社のつながりはあったものの、利害関係はなく「ドリームキラー」が居ない隔離された安心出来る場所でした。誰もが自分の話を聞いてくれて共感してくれる人達で、組織ではなかなか難しいかもしれない、言ってみれば自己開示が出来る環境なのです。組織を離れるとそれっきりになるのが一般的な世の中ですが、本当にこれが得難いご縁だと思いました。

「ご縁」と言うものは、最初から素晴らしい出会いがあったから「ご縁」と言うのではなく、出会えたことを「ご縁」と呼ぶから、素晴らしい出会いになると言う事です。すべての出会いを「ご縁」と取るかどうかは自分次第。だからこそ私はこれからも「ご縁」を大切にして生きて行きたいと思うのです。