日常

40年振りに長い髪をショートに

2023-03-06

40年振りに長い髪をショートに

最近フェイスブックのリールで髪をショートカットにする実演動画がたくさんアップされていますね。若い子たちにしてみればショートカットにするのはただのおしゃれの一環で、私たち世代とは全く意味合いが違うのだろうなぁと時代の変化をしみじみと感じます。私たちの時代には、ロングヘアーをショートカットにすると「何かあったの?」と必ず聞かれたものです。実際、心機一転をするためであったり、あるいはストレス発散であったり、純粋におしゃれのためというよりは、何かしら心に変化があった時にショートカットにする人が少なくなかったように思います。

実は私も先週、40年振りにロングヘアーをショートカットにしました。今回は、そのいきさつなどを書き留めておきたいと思います。

40年もアップを続けた理由

私は33歳で外資系に入社した時からずっと髪を長くしていました。その理由のひとつは、その頃仕事以外で打ち込んでいたお琴と三絃の発表会で着物を着て髪を夜会巻きにするためでした。夜会巻きのアップには長い髪が必要不可欠ですから。髪を夜会巻きにして、母が結婚式のお色直しの時に着ていた紫色の着物をステージ衣装にして、様々な場所で演奏をしました。アメリカ在住の時も夜会巻きのアップにすることが出来るロングヘアーと着物はセットで活躍したものです。

しかしお琴の発表会のためだけに40年間もロングヘアーを維持していたかと言うと、必ずしもそうではありません。どちらかと言えば、こちらの理由の方が私にとっては重要でした。それは職場におけるイメージのためです。当時、外資系ですらまだまだ女性管理職が少なかったこともあり、ビジネスウーマンとして男性と平等に見てもらいたいという思いがありました。そのために気をつけていたものの中のひとつが髪型でした。ロングヘアーをアップにすることによって、よりキリっとしたイメージを周囲に与えたかったのです。

髪を切る理由

そんな髪型を続けていると「夜会巻きのアップの人事の西濱さん」と言われるようになり、そのイメージはリタイアするまで続いていましたが、実を言うと「リタイアしたらバッサリとショートにしよう」と心に決めていました。会社内でのイメージを気にすることもなくなるので良いタイミングだなと思ったのです。しかし、リタイア後もほかの企業で働いていたので、結局そのタイミングで髪を切ることはありませんでした。

髪を切ることに踏み切れなかったのはもう一つ理由があります。それは母です。母はいつも私のアップの夜会巻きをみて、「綺麗ね。」と言ってくれました。ですので、何となく母が生きている間はこのままが良いのかなと思っていたのです。

しかし母が亡くなり、49日の法要と納骨も終え、ようやく一段落したので、区切りをつけるために髪を切ることに決めました。

カットの瞬間

どんな感じで切るのかしらと思っていたら、まずゴムで一束にしてからその根元を切りました。心のなかで「長い間頑張ってくれて、ありがとう」と髪にお礼を言いました。切り落とされた髪は時代劇に出て来る武士の切腹の時に置く髪のようで少し変な気持ちになりました。切る前にはヘアドネーションが出来たりするのかなと少し思ったりしていましたが、とてもやせ細った髪のように思えて、これではとてもじゃないが無理だと思ってしまいました。お店の方からは切った髪を持ち帰るかと尋ねられましたが、丁重にお断りしました。感傷に浸ることもなく、カットからブローまでやって頂き、お店を後にしました。

ショートになって気付いたこと

髪を切った3日後がレディースゴルフの日で、とても良いゴルフ日和でした。頭が軽くなったのは良いのですが、今まではアップでほとんど髪が崩れなかったのに、ちょっとでも風が吹くと頭がスースーして、髪がぼさぼさになるのが気になりました。初めは一回一回直していましたが、ほとんど意味がなく、観念しました(笑)

また、これからはカットの回数が頻繁になり、時間とお金がかかるかもと今になって初めて気が付きました。それにブローを自分でしたこともないので、昔使っていたホットカーラーで巻いてボリュームを何とかしないといけないなど、手間がかかることばかりが待ち受けています。

まとめ

私が髪を切った理由を色々と書きましたが、実は私が髪を切るのを誰よりも待ち望んでいたのは、他ならぬ主人でした。それは髪が短い方が好みだとかそんな理由ではなく、長い髪が掃除機やルンバのブラシに絡まってお手入れが大変だったからです。髪を切る当日には「断髪式おめでとう」と言って茶化されました(笑)何はともあれ、精神的にも一区切りついて清々しい気分で、日々好きなことをして過ごして行きたいと思っています。