思い出

人生は思い出作り

2023-06-26

人生は思い出作り

主人は毎年4月下旬から半年間、病気の療養と避暑のために富士山の別荘で一人、仙人のような生活をしています。この話を人にすると1年のうち半年も羽根を伸ばして一人暮らしが出来ること、またその期間放っておいても問題ないほどに主人に生活能力があることを羨ましがられます。長年連れ添った夫婦とは言え、常にべったり一緒にいると色々と問題が出てくるものです。時には離れて生活し、お互いがそれぞれ自分自身を見詰め直す期間を設けることは、長期的に夫婦関係を良好に保つのにとても良い影響を与えていると思います。と言っても、誰しもがやりたいと思ってすぐに実行に移せるような生活様式ではありません。それが出来る我々はとても恵まれた環境にいるのだなということを日々感じています。

そんな環境の中で歳を重ねて来たせいかわかりませんが、私の好奇心は相変わらず旺盛で「思い立ったが吉日」行動あるのみを実践し続けています。主人には「お前も好きだなぁ」と言われそうですが、ここ最近とても印象的だった思い出が2つほどありましたので、それらをブログに書き留めることにします。

キングコング西野亮廣『夢と金」出版記念サイン会に参加

キングコングの西野亮廣さんが今年419日に出版した本『夢と金』は、2カ月で売り上げ20万部を突破し、すでに第6刷が発行されています。彼が運営しているオンラインサロンにも参加していて、Voicyで毎朝彼の配信を聴いている私は、『夢と金』のサイン会があることを聞き付けて直ぐに申し込みをしたところ、滑り込みセーフで参加出来ることになったのです。

西野さんの存在を知ったのは2年ほど前、彼が自身のベストセラーである絵本『えんとつ町のプペル』をミュージカル化する準備をしていた頃に遡ります。芸人から絵本作家となり、そしてエンターテインメントの世界でディズニーを打ち負かすという壮大な夢を語る彼に圧倒され、オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」に入りました。腹を括って本気でチャレンジし続ける活動に共感し、応援したいという思いからです。それから今日に至るまで、立ち止まることなく様々なことに挑戦し続ける彼の姿からはとても良い刺激をもらい続けています。

サイン会は高田馬場にある書店でした。当日、私はある目標を持ってその場に臨みました。それはこの言葉を伝えることです。

「私の地元にあるオンラインサロンのメンバーだけが行けるスナックに行きたいのですが、どうすれば良いでしょう?メンバーと繋がりたいのです」

すると西野さんは、具体的にどうすれば良いか、また自身も月に1度は顔を出している旨を丁寧に誠実に答えて下さいました。写真も撮って頂き、大満足のうちに目標を達成しました!

サイン会での目標を達成したことに満足せずにしっかりと行動すれば、オンラインサロンのメンバーの地元の中小企業の経営者と繋がり、メンター制度の普及のお手伝いをするという、本来の私の目標を実現するきっかけになり得るのではと、勝手にポジティブに考えています(笑)

自己認識を再確認した出来事

このところメンタリングについての知識を身につけるだけではなく、知見も深めたいとの思いから、出来るだけメンタリング関連の体験講座に参加するようにしています。そこでフライングカー・コーポレーション(FCC)という、導入企業2,000社超、受講者数30,000人超の圧倒的実績を誇る新入社員研修プログラムを受講したのですが、それがとても印象的だったので、その時のことについてお話します。

そのプログラム内のロールプレーの一つは現実に起こりうるシチュエーションに必要とされる交渉力を試されるものでした。新入社員用のプログラムなので、「こういう場面は実際あるよなぁ」などと思いながら参加していると、ふと自分のキャリアで遭遇した様々な場面の記憶が呼び起こされました。あれこれ考え、あらゆる手を尽くしてもう諦めるしかないという絶望的な状況から、難しいことを言わずに「そこをなんとかなりませんか?」と強引に交渉をしたら見事成功したことなど。

そんな調子だったこともあり、以前は相手の立場を考えずに強引に交渉することも少なくなかったのですが、時が経ち様々な経験を経て、ある時自分の交渉スタイルが変化していることに気づきました。相手の立場に配慮してWin-Winの関係に導く論理的なアプローチが自然に出来るようになっていたのです。色々と強引に進めるよりも、こうしたWin-Winの関係を意識しながらの交渉の方が、合意に達するまでの時間が早いと言うことを思い出させてくれた、実り多いプログラムでした。

今回のプログラムが終了した後に、ご一緒したファシリテーターからは、「西濱さんの交渉力は新入社員では到底出来ません。その凄さに圧倒されました」と個人的にお褒めの言葉を頂きました。その言葉で自信を頂いたとともに、自分は交渉が大好きで最後まで決してあきらめないという気持ちが強いことを再確認した出来事でした。

まとめ

6月は、自分は本当に楽しい・嬉しい事をやって来たのだろうかと自問自答をする月でしたが、過ぎ去ってみれば気分よく前に進んで行けるきっかけになりそうな出来事が2つもありました。それもただ単に楽しい、嬉しいだけでは終わらず、今後の展開が開けて行くような気分で楽しみになって来ました。こういう出来事が日常に増えて行けば、運を引き込む一助になるのではと思っています。皆さんはどう思われますか?