読書

日常の時間管理の棚卸し

2023-04-24

日常の時間管理の棚卸し

世の中は新年度になり年度末から続く忙しさもゴールデンウイークに向かってそろそろスローダウンしてくるころでしょうか?斯く言う私は、今年に入ってからというもの、途切れることなく慌ただしい日々を送っています。個人事業主としての活動を継続的にこなしていく中で新たなご縁に恵まれつつ、WBCに没頭したり、楽しいランチ会や勉強会、ライブコンサートなどに参加したりと、常にスケジュールが埋まり過ぎの状況のまま4月に突入してしまいました。

このままのペースを続けて行くと一番大切な心のゆとりがなくなるのではと思い、4月が終わる前のタイミングで自分の時間管理について一度見直してみることにしました。

【時間管理のマトリックス】

私には、好きなことややりたいことは、それを思いついたら直ぐに行動すると言った具合に優先順位を決める傾向があります。面倒だなと思ってしまったものの優先順位は自動的に低くなり、結果的に後回しにしてしまい、好きなことを優先することが常です。この傾向は自分の持っている優位性の一つだと思い込んでやって来ましたが、段々歳を重ねて来るとそのやり方では時間の余裕がなくなり、人生のバランスが悪くなるのではと感じるようになりました。これまで通り自分がやりたいようにやるのではなく、何かしらの新たな行動指針のようなものが必要なのではないかと思うようになりました。

そこで以前読んだ世界的ベストセラーの“7つの習慣”の「時間管理のマトリックス」を思い出したのです。

参照:完訳 7つの習慣 30周年記念版 | スティーブン・R・コヴィー, ショーン・コヴィー, フランクリン・コヴィー・ジャパン |本 | 通販 | Amazon

第I領域(緊急かつ重要なこと):

・締め切りのある仕事
・差し迫った問題
・病気や事故

第II領域(緊急ではないが重要なこと、人生を効果的に生きることを目的とする):

・人間関係づくり
・成果と成果を生み出す能力の勉強や自己啓発
・健康維持(心身をリラックスさせること)

第III領域(緊急だが重要でないこと):

・突然の来訪
・多くの電話・会議・報告
・無意味な接待や付き合い

第V領域(緊急でも重要でもないこと):

・暇つぶし
・だらだら電話
・多くのテレビ

この本で言われているのは、1週間ごとの目標管理をするには、まず重要で緊急でない第II領域の目標を決め、その次に緊急で重要なことである第I領域の目標を決め、第III、第IV領域の目標は第II領域と第Ⅰ領域の目標の間に入れて日々実行して人生のバランスを取りましょうということです。

私の場合、リタイアはしていますが個人事業主ではあるので、第II領域の目標が多くなる半面、第I領域の目標としてやらなければと思うことはあるものの、締め切りを厳しくする必要がないため、先延ばしにしがちという点が問題だなと認識しておりました。これを続けていると必ず後悔することになるということは分かっていても、ついつい第II領域のことを優先してしまいます。これでは、いくら楽しいことややりたいことが出来ていたとしても、自己実現のために取る行動に割ける時間が少なくなってしまい、全体的にバランスが悪くなってしまいますよね。

この状況を打破するため、GW明けからなんとかバランスの修正に取り組みたいと思います。人間関係に関してはいつでも優先しなくてはいけないとも思っているので、そのあたりも織り込みながら最適な状態に持っていければと思います。さすがにこれ以上先延ばしにしてしまうと自己嫌悪になってしまいますから、今回はしっかりと取り組む所存です。

習慣の必要性

その取組にあたって重要になるのが“習慣”ではないかなと思っています。『7つの習慣』には「習慣は私たちの人生に決定的な影響を及ぼす。習慣とは一貫性であり、時に無意識に行われる行動パターンであり、日々絶えず人格として現れる。その結果自分自身の効果性の程度が決まる。」と書いてあり、「知識、スキル、意欲の3つが交わる部分」を“習慣”と定義しています。

先延ばしにしがちなことを、あの手この手を使ってなんとか“習慣”にすることによって、私の人生のバランスに大きな変化を起こせるのではないかと期待しています。

まとめ

人というものは自分のことになると甘くなるものですね。今回はなんとか自分に厳しくして目標を達成したいと思います。

そう言えば、“習慣”と聞いてマザーテレサの「5つの気を付けなさい」を思い出しました。

思考に気を付けなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気を付けなさい、それはいつか行動になるから。行動に気を付けなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気を付けなさい、それはいつか性格になるから。性格に気を付けなさい、それはいつか運命になるから。

皆さんは習慣づけることを容易にできていますか?