メンタリング

自己肯定感を高める秘訣とは

2022-04-25

自己肯定感を高める秘訣とは

幼少期から何かにつけて親に「まだ駄目よ。もっと頑張んなさい」と言われ、手放しで褒められたという記憶がない人は結構多いのではないでしょうか?私も、ご多分に漏れずそのような家庭で育ちました。常に叱咤激励されて来たと言えば聞こえが良いですが、それは同時に「自分はまだまだダメなのだ」と自己否定に繋がってしまう出来事でもあり、子供ながらに非常に複雑な思いを抱えて過ごしていました。

そんな幼少期を過ごした私ですが、様々な出会いや出来事を経験し、今では自分なりの心地良いスタイルで自己肯定感を持てるようになったと思っています。今回のブログでは、私がどのように自己肯定感と向き合い、悩み、苦しみ、乗り越えてきたかについてお話したいと思います。決して元から自己肯定感が高かったわけではない私だからこそ、お話出来ることがあると思います。今現在自己肯定感と向き合い悩んでいる方にとって、何らかの手助けになれば幸いです。

自己肯定感が持てなかったエピソード

その①:

永年勤めて来た会社をリタイアした後、これからは知らない世の中を見てみたいという好奇心から、100人以上のシニア派遣社員の一人として、政府機関でシステムへのデータ入力作業を2カ月半やりました。終日集中してデータ入力をやらなくてはいけない環境はもちろん初めてで、要領も悪く、やり方を覚えるのも遅く、ミスも多く、その都度質問し、確認しなければ前に進めないことの連続でした。周りの目も気になるし、「こんなはずじゃなかった、この醜態はなんだ、これまで組織でやってきてこんな風に自分が情けないと思ったことはなかったのになぜだろう?」とネガティブな感情が日々増して行きました。

その感情が限界を迎えた時、「こんなみっともないことになるなんて、もうここでは働けない」と思い、契約途中にもかかわらず、ミスを多発したことによる自己嫌悪と母の介護を理由に、そこを辞めてしまいました。その後、この件に関しては暫くの間自己否定と自己正当化を繰り返し、結局何も解決しないまま時が過ぎて自分の中では問題解決をせずに、現実逃避と言う嫌な気持ちが残ったままでした。

その②:

実は私はなかなか物が捨てられない性格で、かつ欲しいと思ったものは直ぐに買ってしまう性格でもあり、その上整理整頓が非常に苦手なので、自分の部屋がとても乱雑な状態になってしまっています。そしてこの部屋の片付けを早くやらなければと思ってはいるのですが、いつも先延ばしにしてしまいます。普段は活発で行動力があり、仕事となれば先延ばしどころか前倒しで終えたいくらいの気持ちでいる自分なのに、このことに関してはなぜだか全く行動する気が起きないのです。やらなくてはいけないものは即座にやるというのが元来の性格なので、やらなくてはいけないのにやっていないことが目の前に常にあるというのは非常に大きなストレスで、自己嫌悪の元になっていました。

そこからの気付きと結論

完璧主義の私は、いつも「~すべき」と言う考え方が小さいころから刷り込まれていました。物事を決め付けて尚且つ思い込みが激しいにもかかわらず、そういう姿勢でいることによって理想の自分に近づけると思っていました。小さいころから受け続けた叱咤激励は、自分を強くこそすれ、自己肯定感を下げる要因になっていたなどとは考えたこともありませんでした。

仕事をやるからには結果を出すべき、部屋はいつも綺麗に整頓してあるべき、何に対してもベストを尽くすべきなどと思いこんでいました。仕事では常に大勢に影響ない些細なこと(誤字・脱字等)が気になり、プレゼン資料の見栄えも気になり、それらを修正することに時間を費やし全体像を考える時間が無くなってしまったことなど、完璧主義者であることが時にはマイナスになることもあると言う事に気が付くのに長い年月がかかりました。

一方で完璧主義者だから良いものが出来る、信頼されて仕事を任される、頑張って何とか結果を出すので評価されると言う完璧主義者だからこそ本来の良い面もたくさん経験しました。それらは今思うと常に失敗を恐れて、とにかく自分で納得行くまで頑張ったからかもしれません。

結果として完璧主義だと目の前のことに対して完璧にやろうとするので、全体像を見失ってうまく行ってなかったかもしれない。そして全体像を見て優先順位付けをし、7-8割出来れば良しと思えば出来てない自分に対して寛容になり、まあいいやと自分を徐々に許せるようになって来ました。それもつい1年位前からです。日々やることの全体像から優先順位づけをして優先順位が高いものが出来ていれば、部屋の片づけが出来ていなくても後でやっても良いのだと思って納得し、自己肯定感を感じられるようになったのです。

まとめ

インターネットの普及により誰でもが瞬時に情報を取れる時代になり、環境変化が激しい上にコロナ禍が加わり、とにかく優先順位付けをしてどんどん変化に対応することを求められる環境の中、これからも日々更に完璧主義を払拭して7-8割主義を意識して行けば、自分の思い描く人生になって行くのではと思っています。