日常

左足首骨折から8週間経って起きていること – 続編

2023-10-16

左足首骨折から8週間経って起きていること – 続編

この2カ月は、骨折という非日常を否が応でも受け入れて一刻も早く回復するために頑張りたいという気持ちと、このピンチを後々良い想い出だったと思えるような形にしたいという気持ちが交錯しているうちに、あっという間に過ぎてしまいました。とは言っても、以前の生活のように毎日がバタバタしているというわけではなく、むしろ時間に追われることなく心に余裕を持って日々過ごすことが出来ました。その中で起こった変化や考えたことを、前回に引き続き書き留めていきたいと思います。

#1 – 野に咲いている草花への想いが芽生えた

骨折前から習慣にしていた毎朝の30分~1時間のウォーキングを再開しました。と言っても、以前のようにスイスイと歩くことは出来ません。こればかりはリハビリを重ねて元に戻せるよう頑張らなくてはいけませんね。

ただ、ゆっくりしか歩けないのも悪いことばかりではありません。これまではイヤホンを着けてAudibleで何かしらの書籍の朗読を聴きながら足早に歩いていたのですが、骨折をきっかけにイヤホンを外し自然の景色を眺めながらのゆったり歩いてみたところ、これまでと全く違う世界が見えてきたのです。朝日が燦燦と降り注ぐ中ゆっくりと流れて行く雲、道端に咲いている名前がわからない可憐な花、庭先に咲いているお手入れがされた花など、何でも無い景色が愛らしく見え始めたのです。

そうなってくると、自宅マンションのベランダに並ぶ花たちの見え方も変わってきます。シクラメンやアマリリス、胡蝶蘭やシンビジューム。主人が話しかけながら水やりをして毎年咲かせている花々がより一層愛らしいものに感じてきました。

先日、散歩中に「ハツユキカズラ」という植物を見かけました。グリーンの葉っぱに淡いピンク色と白いまだら模様が入っていて、その様子がとても美しく、ついつい見とれてしまいました。こんなことは人生で初めてのことです。苗を買って来年には自分の部屋に飾って育てたいと思いました。

#2 – 思い込みがいつも悪いわけじゃない

前回のブログ「左足首の骨折から8週間経て起きていること」で、リハビリを始めて松葉杖なしで歩くようになってから2週間でさいたまスーパーアリーナにライブを観に行ったことを書きましたが、それに続いてその翌週にも布袋ライブに行ってきました。

今回は2時間15分立ちっぱなしで、曲に合わせてリズムを取る屈伸運動をすることが出来ました。その日はなんと合計13,000歩、およそ8.5キロ歩いたことになります。一見とても無茶のように見えるかもしれませんが私としてはそれほど無茶なことをしているつもりはなく、左足首の具合や体調を加味して自分の中で大丈夫という結論が出たので実行しました。経験から来る根拠のある直感力と自分は大丈夫だという思い込みがそうさせたのだと思います。私の場合、極端な思い込みがマイナスに作用してしまうこともあるのですが、今回の骨折からの回復という点においては、思い込みがとてもプラスに働いているような気がします。

#3 – 週に2日は予定のない日を作ろう

これまでの人生、時間の余裕と心の余裕を持ちたいと思っていたにも関わらず、何となく行動力の赴くままに用事を入れてしまい、毎日何かしらの予定があるのが常でした。

そんな私にある友人が「毎日予定がぱんぱんだと運を逃してしまいますよ」と言ったことがあります。そう言われた瞬間には(こんなに予定が詰まっているけど、ライブのチケット運にも恵まれているし、自分は結構運が良い方だと思うけど……)と、その話をすぐには受け入れられませんでしたが、続けざまの「凄い運が回って来ても、予定が詰まっているとその運を入れることが出来ないから、知らず知らずに運を逃しているのです」という話には納得してしまいました。

その話を思い出したので、この9月と10月は週2日予定を入れない日を作ろうと努力しています。その日は罪悪感を持たずにただただぼぉ~として頭を空っぽにしています。そうしてみると、脳に余裕が出来て色々な可能性を模索していけるような気がしてきました。今の私にはこれが必要な気がするので、出来るだけ続けてみようと思います。

まとめ

骨折を通してせざるを得なかった経験は決してポジティブなことばかりではありませんでしたが、結果として私にとって必要なタイミングで起こった出来事だったような気がします。この経験を通して自分自身を見つめ直し、私の人生のテーマでもある「また会いたいと思われる人」になっていきたいと思います。