日常

京都一人旅

2022-10-17

京都一人旅

10月8日に大阪で行われる予定だった布袋さんのライブが延期になってしまい、大阪に行く本来の目的を失ってしまいましたが、気を取り直して、下記の二つを大きな目的とする京都一人旅に切り替えて楽しんで来ました。

①アンディ・ウォーホル展(於:京セラ美術館)の鑑賞

②金閣寺の先着5,000名の「金」の御朱印を入手

無事2つの目的を達成することが出来ましたが、道中は少しだけ自己嫌悪に陥ってしまう「うっかり」なミスもあり、色んな意味で思い出深い一人旅となりました。

うっかり #1

伊丹からリムジンバスに乗り1時間、京都駅八条口終点に降りた時外は雨でした。リュックを先にホテルに預けに行くべきか、あるいはそのまま美術館に行くべきかと思い悩みましたが、とりあえずホテルに行くことに。ホテルまでの道をスマホで調べ雨の中を3-4分歩いたところで何かおかしいと気付き、再度スマホを見てみると北と南を逆に歩いて来ていることに気付きました。なんたるうっかり。「以前はこんなことは絶対なかったのに」と地団駄を踏みました(笑)。

アンディ・ウォーホル・キョウト展

アンディ・ウォーホルの存在を初めて知ったのは、渋谷bunkamuraの美術展でした。マリリンモンロー、キャンベルスープ缶等の色鮮やかな「ポップアート」がとてもアメリカらしく感じられ、アメリカに住んでいた私としてはその色調がそのままアメリカ社会の自由さかのように思えました。

今回京都で展示されたものの一つは、鑑賞者に銃を向けるカウボーイ姿のエルヴィス。これはエルヴィスが出演した初期の映画の「燃える平原児」の写真画像を使用したものです。この画像を使用した作品はいくつかありますが、今回は2人のエルヴィスが少し重なったものが展示されていました。そのせいか、私にとってはエルヴィスのその後の人生の光と影を表した表情のように見えてしまいました。

【うっかり #2】

結局ホテルにはリュックを置かず、地下鉄を乗り換え美術館の最寄り駅東山で下車し、そこから雨が降りしきる中歩きました。細い川べりに並んでいる京都らしい和菓子屋さんやお茶屋さんを見ながらしばらく歩けどもなかなか着かないので、地元のお年寄りにスマホの画面を見てもらいながら訪ねると、「ここは南だから北に行かないと。ここから30分はかかりますよ」と言われてしまいました1日で2回目の南と北を間違えるうっかりミスです。自分としたことがありえな~いと自己嫌悪でした(笑)

【翌朝金閣寺へ】

翌朝早朝9時の開門に間に合うように金閣寺に出かけました。ホテルのチェックアウトが12:00で、金閣寺まで出掛けても戻って来られる余裕があったのでリュックを部屋に置きっぱなししました。すると、何と動きが楽なことでしょう。天候にも恵まれ絶好の観光日和だったことも相まって、とても気分が良い道中になりました。

金閣寺は、京都駅前からバスで40分ほどの、北西の少し離れた場所にあります。京都の町は高いビルがなく、道路に面して昔流に言うと”長屋“が連なっています。今でこそそんな雰囲気の観光地が日本各地にありますが、京都がそれらと違うのは、一つ一つのお店が”京都らしい“としか言いようのない佇まいをしている点でしょう。木をたくさん使った目に優しい感じの街並みを作っているのです。この街並みを眺めながらのバス移動はさながらはとバス気分で、観光案内地図を確認しながらあっという間の40分でした。

バスを降りて少し歩くともうすぐ金閣寺の入り口。すでに何人かの人が小走りで入って行くのが見えたので、私もついつい急ぎ足になってしまいました。中に入ってみると土曜日のせいかすでに修学旅行生が五列になって並んでいてびっくり!修学旅行生は金閣寺の熱心に写真に撮っていましたが、私は兎に角「金」の御朱印めがけて一目散に小走りで登って行きました。そして遂に札所が出てきて係の人が人を捌いているのが見えました。並んでいる人たちの顔は比較的ゆっくりした感じに見受けられましたが、私としては果たしてまだ「金」の御朱印はあるのだろうかと、顔は平静を保ちつつも胸はドキドキワクワクで並び始めました。係の人が「まだ金の御朱印はあるので、ご安心ください」と言われたので、ここでようやく一安心。ほどなくして「金」の御朱印を手に入れることが出来ました。それを眺めながら、目的達成の満足感と安どの気持ちでいっぱいになりました。コロナで激減した参拝者数の回復を祈願した「金」の御朱印だったので、もしかしたらこのようなものが手に入るのは一生に一回かもしれないと思いました。先着5,000人で始まって6日目だったのですが、念じて朝一番に来て目的達成できました。お昼に行ったホテルオークラ京都のカフェの従業員の方も私が「金」の御朱印を眺めていると、「行かれたのですか。良いですね~。特別なものだし神々しくて」と羨ましそうに言われました。

【まとめ】

今回は事前準備を全くせずに行ってみたのですが、やはりバスの移動に時間がかかり、アンディ・ウォーホル・キョウト展ももっと作品の時代背景や、心の動きなど事前勉強をして行けばよかったと思いました。一方で、自分が完全にリラックスするとうっかりしてやっちゃったことや、思い込みが激しいことを再認識させられました。やっぱり日々食事・運動・睡眠に気を付けながら毎日楽しく好きなことをして、ゆったり暮らして行きたいものですね。