日常
ブレインロック
2022-07-04
私たち日本人は島国育ちと言う事もあるのかもしれませんが、時代とともに受け継がれて来た価値観や物の見方を何の疑問もなく受け入れており、とりわけ育った環境、特に両親の考え方が強く刷り込まれているように思います。私自身もそうした刷り込みが色濃くあると思いますが、主人が帰国子女であったこと、そして私自身が外資系の会社と言う環境に長く居たことにより、そうした刷り込み=「ブレインロック」を外さなくてはと言う事に気付くのが早かったのかもしれません。もちろん、気付きは早かったとは言え、育った環境で刷り込まれた自分の間違った思い込み打ち消すにはそれ相応の努力が必要でした。今回は、そうした「ブレインロック」を外す過程で、自分が変化することを恐れずどのように変化をチャンスとして捉えて来たかについてお話したいと思います。
「ブレインロック」についての詳細は、丁度出版された勝間和代さんの著書「出来ないのはあなたのせいじゃない–ブレインロック解除で潜在能力が目覚める」のURLをご参照ください。
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刷り込まれたブレインロック
私は兄と妹の間に長女として北九州で生まれ育ちました。両親とともに祖父母も同居していたこと、そして北九州という土地柄も相まって、家の中には男性上位主義のような考え方が色濃くありました。両親はその時代に祖父母から刷り込まれたであろう「女は女らしく」「女のくせに」「女だてらに」「男は外で働き、女は子供を育てて家を守る」などを事あるたびに私たちに言っていました。
しかし、私の目には比較的自由に生きていた母ではありましたが、私が大人になった時に母から「25歳までに結婚しなければ近所の人に恥ずかしいから留学でもなんでもして出て行って頂戴」と言われたことを鮮明に覚えています。これもあの当時全く閉鎖された社会で、のけ者にならないように生きるのが普通だったために、母が育った環境で刷り込まれたブレインロック=社会的洗脳が言わせた言葉だと今振り返ってみて思います。
ブレインロックを外すために
私は英語を生かしたいと思い、勝間さんと同様に日本企業ではなく外資系企業に永く務めたことで、日本企業独特のブレインロックを体験しなくて済み、比較的早くブレインロックを解除することが出来たと思っています。男女平等でフェアな環境の中、外国人社員と仕事を通じて日々チャレンジしたことによる新たな展開、その辺りの実体験をお伝えしたいと思います。
①思い込みを外す
35歳に人事総務マネジャーに抜擢された時には、「私なんかには出来ないのでは」と言う思い込みがありましたが、このチャンスを生かさなくちゃと思い夜は大学の社会人向けの講座、週末は社労士受験コースで勉強し、一気に知識と経験を積むことが出来ました。最初は自分に自信がないと思ったこともありましたが、マネジャーとしての意識を持ち、振る舞いをして結果を出せば周囲が認めてくれると信じ、トライ&エラーを重ねることで徐々に自信が付いて行きました。
②変化をチャンスと捉える
50歳の時の360度評価で自分が思い込んでいたことが真逆だったと言う経験をした時に、このままではいられないと一念発起して変化をチャンスと捉えて努力したことです。詳細は下記ブログをご参照ください。
https://onayami2021.jp/360-degree-feedback/
③新たな情報収集
仕事はいかに沢山の情報を知っているかが重要だと思い、出来るだけ新たな情報を収集することに注力しました。会社内ではそれぞれの部署の友達から、コロナ禍ではオンラインサロンや仕事関係の方々から様々な情報を収集し、自分とは違った価値観や考え方に接した時には常に「なぜだろう、なぜかしら」と考えてみることにして来ました。こうすることによって自分が一皮剝け変化することによって、キャパも大きくなることに繋がったと思います。
④読書から学ぶ
やはりこれもコロナ禍になってから、そしてAudibleが出てから加速度的に読書を習慣化することが出来ました
・まず興味があるもの、話題があるものはAudibleで耳読する
・そのなかで手に取って常に見直したい内容のものは、本を購入して再度読む
・電子版があるものはKindle unlimitedにあればダウンロードする
まとめ
コロナ禍において価値観が急速に変化して行く中で、日本社会も変化して行くのをすごく感じます。それに呼応してブレインロック=社会的洗脳も日々変化をしています。この流れに対応し続けるのは非常に難しいことのように思えますが、時代が変わろうが揺るぎない確固たる自分軸がしっかりしていれば、この変化をチャンスと捉えて行動することが出来るのではないでしょうか?心の余裕、時間の余裕、お金の余裕を持って日々過ごして行きたいものですね。