思い出

直感力と行動力で運を引き寄せる

2023-09-25

直感力と行動力で運を引き寄せる

以前、ブログ「運が良くなるためには」に運を引き寄せるために実践していることと、それにまつわるエピソードを書き留めました。前々から「運」というものを自分の人生においてどのように捉えるかについて興味があったのです。そんな折、知人から「直感力が運になる」という説があることを聞きました。聴いてすぐになるほどと理解出来たわけではありませんでしたが、よくよく考えてみると確かにその通りかもしれないと思ったエピソードがあったので、今回はそれを書き留めて、今後の生き方の指針になるような何かが見つけられたら良いなと思います。

直感力が運を引き寄せたエピソード

30歳の時にヒューストンから帰国してすぐに外資系の社長秘書になりました。それから3年後にステップアップのために転職を決意し、大手外資系企業4社の面接を受けました。どの会社もそれなりの手応えがあった中、自分がどの会社で働くべきかを考えた時に決め手にしようと考えたのは「最初に決まったところに就職する」というものでした。条件などで比較検討して理屈で決めるのではなく、「最初に決まったところがベストだ」と直感的に思ったのです。そして一番初めに電話を掛けた会社から即決をして頂き、その会社でのキャリアをスタートしました。希望していた社長秘書ではなく副社長秘書からのスタートではありましたが、条件よりも「最初に決まったところ」という直感を優先しました。結果として3カ月後には社長秘書になり、その2年後には人事マネジャーになるという、なんとも恵まれた道を歩くことが出来ました。この結果を導いたのは、あの時の私の直感力・行動力だったなと今でも信じています。その2つの力が「運を引き寄せた」のだろうなと思います。

直感力とは

そもそも「直感力」とはどんなものでしょうか。私にとって「直感力」とは、頭で論理的に考えたりせずに感覚的に閃く力のことを言います。言葉では説明できない過程を経て頭に浮かぶものではあるけれど、決して単なる山勘ではなく、自分の過去や蓄積された経験・情報によってもたらされるものなので、何もせずに運を天に任せて勝ち取ることが出来るものではありません。もちろん全ての直感が正しいわけではなく、時に間違ってしまうこともありますが、トライ&エラーを繰り返し、失敗から学びながらも年々精度が高まっていくものだなとも思います。

もともと完璧主義者だった私は失敗を恐れて新たな一歩を踏み出すことを躊躇する傾向がありました。しかしある時から、失敗したとしてもトータルで70点くらいの結果を出せたならば合格と自分を許し解き放つことが出来るようになりました。そこから自分の直感力がより鍛えられるようになったなと思います。やはり直感力は行動なくして育まれないのだなと思います。行動範囲を広げて「思い立ったが吉日」行動あるのみを意識することで、さらに直感力が鍛えられるという良い循環に繋がりますね。新たな展開を求めて行動することでますます直感力を高めていきたいと思います。

まとめ

左足首を骨折した時、最初はなんて自分はついてないのだと落ち込みましたが、すぐに気持ちを切り替えて人生初めての新たな経験をすることが出来たとポジティブに受け止めるように心がけました。結果として今では、骨折とその後の療養生活は私の人生に起こるべくして起こったことだとまで思えるようになりました。今回のように、何が起きても常にポジティブに受け止めて行動をするようにしていれば、結果として運を引き寄せることになるのではと思います。そんな一連のサイクルを、マザーテレサの「5つの気を付けなさい」のように、今後習慣化して行きたいと思っています。