思い出

私の九州リトライ旅行

2023-12-04

私の九州リトライ旅行

8月中旬に私の骨折のせいでやむなくドタキャンとなってしまった34日の九州旅行に、先日リトライしてきました。「これからは会いたい人に、今すぐ会いに行く」という決意のもと、福岡のみならず鹿児島にまで足を伸ばす一大イベントです。骨折を機に「直感力+行動力で運を引き寄せる」という私のモットーが更に進化した結果、とても素敵な旅になりましたので、それらを振り返り、記憶が新鮮なうちに書き留めておくことにしました。

初日: 羽田から福岡へ

出発の前日には布袋寅泰さんのライブ(2時間半立ちっぱなしでリズムに乗って屈伸運動を続け、万歩計は驚きの19,000歩を記録)をこなし、睡眠不足のまま朝の4時に起床して羽田へ向かいました。骨折明けで旅行に行く人にあるまじきスケジュールを組んでしまったのは、ライブも旅行も楽しみたいという私の欲張りさからです。

福岡に到着し、まずは午後からオンラインサロンのお茶会に参加しました。昨年の倍の10名の方々にご参加頂き、ゆったりとしたホテルオークラのラウンジで、色々なお話をしながらアフタヌーンティーやフレンチトーストをとてもおいしく頂きました。開催が二回目ということもあって、私自身前回よりかなりリラックスしていたせいか、皆さんから和気あいあいと色々な質問が出て、少し人生の先輩である私のエピソードを興味津々で聴いて下さいました。非日常の時間、開放的な空間、メンバーの方々の一体感、優雅なテイ―タイム、時間切れとなったお話と、すべてが最高でした。このイベントは年に一度のアニュアルイベントにすることにしました!

二日目: 北九州の親友と再会

コロナ禍前からずっとLINEのやり取りだけだった親友Kさん(ブログ「ご縁を大切に #5」参照)と遂に博多で再会しました。まずはとんこつラーメンで有名な「一蘭」で最高においしいラーメンを食べ、その後は腹ごなしに那珂川の川辺りを歩き、最後は天神でお茶というコースをともにし、その間4時間はとにかく沢山のおしゃべりをしました。

4時間のおしゃべりの中で驚いたのは、近所に住んでいるご両親の夕食を午後4時に作りに行き、その後毎晩7時頃にご主人のお酒のおつまみを何種類も作っていて、しかもそれが毎日だというお話です。九州では当たり前の光景なのかもしれませんが、相当な責任感や忍耐力がないとこの生活は続けられないのではないかと思いました。

Kさんと分かれて、その日のうちに博多から鹿児島へ新幹線で移動したのですが、予約無しで大丈夫だろうと高をくくっていたところ、読みが見事に外れ、指定席はすべて満席、自由席も乗車率130%ほどで、立ちっぱなしでラッシュアワーみたいな移動になってしまいました。

三日目: 鹿児島で親友との再会

8年振りに会う鹿児島の親友との再会の場面はどんな感じになるかしらと想像しながらホテルのロビーで待っていると、遠目にこちらに近づいて来る親友が見えました。その瞬間走馬灯のように一気に共に過ごした頃の場面が蘇り、気が付くと肩を抱き合っていました。やっぱり人間って感情の動物ですね。やっと会えたという想いでお互いにうっすら涙が出ていました。

昨年冬にそれぞれ母を亡くした2人でした。親友は自宅で介護をし、私は老人ホームに通って世話をしと、違いこそあれもっと一緒に居たかったと思う気持ちは同じでした。毎週母のところに会いに行っていた私の事を周囲の人たちは褒めてくれましたが、自宅で毎日介護をしていた親友のことを思うと、頭が下がります。そして、親友の「もっと早く会社を辞めて故郷に帰り、母親と一緒に居て色々とお世話をしたかった」という言葉にはとても胸が苦しくなる思いでした。祖母が亡くなった時に母が言った「お通夜で一晩中祖母に添い寝をした」という言葉を思い出し、母と娘はそのような心のつながりが深い関係だとつくづく思いました。

四日目: 忘れられない出来事

ホテルのロビーで「向田邦子のはじまり」という企画展がかごしま近代文学館で開催されていることを知りました。是非親友と2人で行きたいと思い「これを明日観に行きましょう」と約束し、当日時間に余裕を持ってかごしま近代文学館に行くと、なんとその日は休館日でした!チラシに目を通していたはずなのに2人してそのことに全く気が付かず、曜日のことを全く考えもしなかった自分たちの不甲斐なさに大笑いしました。こういう失敗も旅の醍醐味ですね。とても楽しい思い出となりました。

人生のある時期をお互いに女性管理職として会社第一で全力投球して来た2人にとって、このようにお互いリタイヤしてものんびり会いたいときに会えるのは幸せなことだとそれぞれの主人に感謝しなくてはねと話していました。

まとめ

骨折の後、「好きなこと楽しいことをして生きて行く」という方向により大きく舵を切った私にとって、思い出深い旅行となりました。福岡ではオンラインサロンでの新たな方々と繋がりつつ旧友との親交も深め、そして鹿児島ではお互いに企業戦士だった友人と再び会ってのんびりとした時間を過ごすことが出来ました。今の私の人生には必要な出来事だったような気がします。やはり「人生思い出作り」と言った義理の父の言葉が心に蘇って来ました。